扇子の種類
■檜扇
ヒノキの薄片を末広がりに綴り合わせて手もとに要をつけ、先を絹の撚糸で編み綴った板扇です。
表に金箔や銀箔を散らしたもので平安時代、宮中の公の儀式のときの持ち物でした。
最初は男性用とされていましたが、次第に女性にも使われるようになって、絵柄も色鮮やかなものが多くなっていきました。
■絹扇
シルクロードを渡りインドを経て遠くヨーロッパまで伝わった扇子。
その扇子はルイ王朝社交界で洋風にアレンジされました。
それから、骨を象牙やべっこうにして、絹やレースを唐チた洋扇子が発展していったのです。
このアイディアから、絹や綿布を唐チた和風の絹扇ができたんですよ。
■舞扇
室町時代以降に発展した舞踏用の紙扇です。
芸術的工芸品とされ、現在では飾り扇として世界的にも有名になりました。
舞扇の多くは雲や霞、水などの柄で、造り方にも竹骨に鉛を埋め込むなどの、ちょっとした決まり事があるんです。
■茶席扇
室町時代以降、茶道の発展とともに発展し、茶席に用いられる紙扇です。
一般では女性用五寸(約15cm)、男性用六寸(約18cm)の長さのものが多く使われています。
■祝儀扇
冠婚葬祭用の扇子です。
縁起物なので昔からの約束事があり、男女によって地紙や扇骨に特徴があります。
また、最近は洋装の儀式用の物も増えています。
扇子はどんなときに使うの?
風を送ること以外に、扇子はどういう使い方ができるのでしょう?
何通りかの使い方を紹介します。
■落語の見立て
重要な落語の小道具。
よく見られるのが、畳んだ扇子を箸に見立ててうどんを食べる場面。
ほかにも刀や望遠鏡に見立てて使われます。
■あいさつの境
座ったままであいさつをするとき、胸元から畳んだ扇子を自分のひざの前に置いて、それを境にしておじぎをします。
■胸に挿す
和装のときに、女性が懐剣の代わりとして帯に扇子を挿します。
■舞踊の小道具
日本舞踊や能楽の小道具として用いられます。
■口を隠す
うちわでも同じことが言えますが、笑ったときに歯が見えないように口を隠すために使います。
■装飾
インテリアとして飾るための扇子です。
差し渡し1mもの大きな扇子もあるんですよ!
京扇子について
■歴史
京扇子は桧扇と呼ばれる薄い桧板を重ね綴ったものが作られました。
その後、竹と紙でできている紙扇が作られて、だんだんと現在私たちがよく目にする形に変化していきました。
宮廷の用、能、狂言、舞踊、茶などの用途に応じたいろいろな京扇子が誕生しました。
長い歴史を持つ古都京都で、人々の生活に密着しながら、さまざまな工夫をしつつ、京ならではの美しい扇子を作り続けています。
■お店紹介
京扇子を販売している人気の専門店を紹介します♪
舞扇堂:感性豊かでバリエーションも豊富な扇子がそろっています。
ホームページでオリジナル扇子の注文も受け付けています。
京扇堂:飾り扇から人形用の豆扇まで全種類を扱っています。
オンラインショップでも購入可能です。
とくの:夏扇子、飾り扇子、舞扇子などを製造・販売しています。
京扇子の手書き体験教室も大好評!
昨年はテレビ朝日系列「人生の楽園」でも紹介されました。
なかにしや京扇:京扇専門店です。
職人さんが一本一本丹精込めて、こだわりの扇子を作っています。
京扇子の井ノ口松寿堂:上品かつ趣のある京扇子を販売しているお店です。
ホームページからでも注文できるので便利ですし、一本から送料無料で全国発送してくれるのも嬉しいですね。
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